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なんてとは?/ ノーローン

[ 226] ポール・グレアム「就職なんてもう古い」 - らいおんの隠れ家
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20060110

技術の世界ではなんでもそうだけど、起業に必要なコストは劇的に減少した。現在では起業に必要なコストはとても少ない。雑費として処理できるくらいだ。ウェブ・ベースの起業に必要な主なコストは、メシ代とレンタル代だ。つまり起業のコストは、怠けているときと大差ないってことだ。ラーメンをすすって生活する覚悟があれば、たぶん100万円程度の資金で起業できるだろう。
起業にコストをかけずに済ませれば、出資者の顔色をうかがわなくて済む。だから今は、かつてないほど多くの人々が起業可能だ。
最も面白い集団は、20代前半の連中だ。起業家には、何はなくても知性とエネルギーが必要だからだ。起業に必要なコストが引き下げられたことによって、いちばん見込みが出てきたのは、経験はなくても、それ以外は、投資家が望むすべてを持っている連中だ。
私はかつて、オタクは中学校じゃモテないと言ったことがある。その主な理由は、オタクは人気者になることよりも大事なことをしているからだ、と。そのとき、「あんた、オタクが聞きたがってたことを言ってあげたんだろ?」って言う人もいた。ああ、今回は、もっと大々的にやってやろう。私はね、大学生は過小評価されてると思ってるんだ。
だが問題は、有能な20代を選別するのが難しい、ってことなんだ。過去に戻れるなら、世界中すべてのベンチャーキャピタルは、マイクロソフトに投資しただろう。でも誰が、当時のマイクロソフトに投資したっていうんだ?いったい何人が、あの19歳の若造がビル・ゲイツだと見抜けただろう?
若者の判断は難しい。というのも(a)彼らは急速に変化するし、(b)ピンからキリまでいるし、(c)人間として未成熟だからだ。ことに最後が大問題。若いときは、利口な奴でさえ、ときどきバカなことを言う。だから、多くの投資者や雇用者が無意識に使っている「バカなことを言う奴はダメ」フィルターを使うと、多くの有能な若者をも排除してしまう。
ちゃんと大学を卒業する人々を雇うほとんどの組織は、22歳の人々の平均値しか知らず、「それほど有能じゃないなあ」なんて思ってる。だからこそ20世紀のほとんどの時期では「若者はみんな初心者レベルの仕事を、見習いとして始める」ことになっていた。組織は、入社する若者たちの質がさまざまであることは理解していたが、その考えを追求せず、押さえ込んだ。最も優秀な若者でも、最下層からスタートさせたほうが、思い上がらなくて良いと信じた。
最も生産的な若者は、大きな組織ではいつも過小評価される。なぜって、若い人はまだ評価されるような仕事をしていないからだ。だから彼らの能力を推定すると、どうしても平均寄りにみなす過ちをおかしてしまう。
じゃあ、特に生産的な22歳は、どうすればいいんだろう? 1つの策は、組織のボスなんか飛び越えて、直接ユーザのところに行くことだ。あなたを雇う会社は、金銭的には、顧客のプロキシの役割を果たしている。組織は意識していないかもしれないが、あなたに組織が付ける評価額は、ユーザがあなたにつける評価額を推測したものだ。でも、その判断に対し、異議申し立てができる。望むなら、自分の会社をつくって、ユーザに直接評価してもらうことを選べるんだ。
市場のほうがずっと賢いし、差別もしない。インターネット上なら、自分が犬だってことは誰にもわからない。もっと重要なのは、誰も自分が22歳であることを知らないってことだ。ユーザが注目するのは、サイトかソフトウェアが、望むものを与えるかどうかだけだ。ネットの向こうにいるのが高校生かどうかなんて気にしない。
もし本当に生産的ならば、雇用者に、自分の市場相場を支払わせたらどうだろう? 大会社でフツーの社員として働く代わりに、ベンチャー企業を立ち上げて彼らに買い取らせたらどうだろう?
ほとんどの人々は「ベンチャー企業」というと、株式を公開した有名企業について考える。だけど、ほとんどの成功したベンチャー企業は買収されているんだ。それに普通、買収側は、技術だけじゃなくて、技術者も欲しがる。
ベンチャー企業が利益を上げる前に、大企業が買収をすることはよくある。そんな場合は、明らかに利益が目当てじゃない。開発チームと、それまでに作ったソフトウェアが欲しいだけだ。もしベンチャー企業が半年で2〜3億円で買収されれば、雇われたときのボーナスよりもずっと多いだろう。
この種のことはますます起こるし、その方が皆にとって良いだろうと思う。起業する人にとってはもちろん良い。大金を得られるからね。でも、買収者にとってもいいんじゃないか。大企業の重大な問題は、小さな会社ほど生産的じゃないってことで、その主な理由は、各人の仕事を評価することが難しいからだ。生まれたてのベンチャー企業を買収すれば、その問題は解決する。開発者が自分たちの有能さを証明した後に買収者は金を払うわけだから、最悪の事態は避けられるし、利益の大部分を手にできる。
ベンチャー企業を買収することは、大企業が悩んでいる別の問題も解決する。大企業は、製品開発がうまくできないんだ。既存の製品から儲けを得ることは上手くても、新製品を作るのは下手だ。
第一に、ほとんどの大企業は、守るべき基盤を持っているが、それが開発の意思決定を歪めがちなんだ。たとえば今、ウェブ・ベースのアプリケーションはホットだ。でもマイクロソフト社内では、ウェブ・ベースのソフトというアイデアは、デスクトップを脅かすから、反感も強いに違いない。だからマイクロソフトが最終的に出すウェブ・ベースのアプリケーションは、Hotmailのように、おそらく外部で開発されたものになるだろう。
もう1つ、大企業が新製品の開発を苦手とする理由がある。開発型の人間は、たまたま社長だった場合でもないかぎり、大企業ではあまり権力を持てないからだ。めちゃくちゃ凄い技術は、めちゃくちゃな人間が開発する。でもそんな奴らは大企業で働かないか、社内のイエス・マンに負けてしまうため、影響力がほとんどない。
また大企業は、たいてい各分野の商品を1つずつしか作らないために失敗する。1つのウェブ・ブラウザしか開発してないなら、リスキーなことは何もできない。10社のベンチャー企業に10のウェブ・ブラウザを設計させて、いちばんいいものを採用したほうが、たぶんいいものができる。
この問題のより一般的なバージョンは、企業にはあまりに多くの新しいアイデアがあって、全部を試してるヒマはないってことだ。マイクロソフト社に買収させようと思ってる会社は、現在、500社もあるかもしれない。マイクロソフト社でさえ、たぶん組織内で500もの開発を管理することなんてできないだろう。
それに大企業は、社員に正当な支払いをしない。大企業で新製品の開発をする人は、成功しようが失敗しようが、おしなべて同じ報酬を受け取る。でもベンチャー企業では、製品が成功したら大金持ち、失敗したら無報酬と覚悟しているんだ。[2] だから当然だけど、ベンチャー企業の人は、ずっと熱心に働く。
大企業の大きさそれ自体は弊害だ。ベンチャーでは、開発者は望もうと望むまいと、しばしばユーザと直接対話する。販売とサポート要員が他にいないからだ。
販売は苦痛だ。でも人々に何かを売ろうとすることは、調査レポートを読むよりも勉強になる。大企業は、なにもかも下手だから、もちろん製品開発だって下手だ。大企業では万事が遅い。でも製品開発はすばやく行わなきゃいけない。良いものをつくるためには、 多くのトライ&エラーが必要だからだ。
私は、今後大企業は、ますますベンチャー企業を買収するようになると思う。それを妨げるいちばん大きな障害は、大企業のプライドだ。ほとんどの会社は、少なくとも無意識では、社内の人材で開発すべきだと思っている。そしてベンチャー企業を買収することは、失敗の証拠だと思っている。したがって、人々が失敗を認めるときのように、できるだけ長いこと、それを延期する。失敗を認めることが遅れれば遅れるほど、ベンチャー企業の買収は高くつく。
ベンチャーキャピタルがそのベンチャー企業を何億円にもしてしまう前に、大企業は外に出て、若いベンチャー企業を見つけるべきだと思う。ベンチャーキャピタルがつけ加える価値の大部分は、買収者には必要ない。どうして買収者は、何億円も支払う代わりに、若い会社の未来を予測し、10分の1か20分の1の価格で買うようにしないんだろう? どんなベンチャーが成功するかわからないから? 20分の1を等しく払うと仮定した場合、20分の1の確率で予言できればいい。それくらいなら、なんとかなるだろう。
技術を追求する会社は、生まれたてのベンチャー企業に追随することを徐々に学ぶだろう。大企業は、必ずしもベンチャーをまるごと買収する必要はない。ベンチャーに投資して、利益の一部を受け取るというハイブリッドが答えかもしれない。たとえば、会社の大部分を買っておいて、残りは後で買うという選択肢だってある。
大企業がベンチャーを買収すれば、効率的に社員の採用と製品開発ができる。また私は、社員の雇用と製品開発は、別々に行う方が効率的だと思う。それらの仕事に真剣に関わっている人々を、いつでも得られるからだ。
おまけにこの方法は、仲良く働いている開発チームを基盤に置くことになる。どんな対立も、起業時の熱いアイロンの下では、取り除かれてしまうから。買収者がベンチャーを買うころには、互いに言いたいことを言い終えているだろう。そのことはソフトウェアでは貴重だ。バグはしばしば異なる人々の書いたプログラムのつなぎ目で生じるからだ。
起業コストがますます引き下げられれば、ハッカーだけでなく、関連する起業家や投資家にも、もっと多くの力を与える。
「ハッカーは自分で会社を経営すべきではない」というのが、一般的なベンチャーキャピタルの考えだ。起業家は、上司にMBAを迎い入れ、最高技術責任者のような肩書きを与えたがる。これがよいアイデアである場合もあるだろう。だが起業家は以前ほど投資家のお金を必要としなくなったので、彼らの影響力はだんだん弱まっていくだろう。
ベンチャーは比較的、新しい現象だ。フェアチャイルド・セミコンダクター社は、最初にベンチャーキャピタルの支援を受けたベンチャーだと考えられる。フェアチャイルド・セミコンダクター社は今から50年弱前の1959年に設立された。社会変革に必要な時間のスケールで測定すれば、現代の起業法はまだまだ未完成なα版だ。だから私たちは、現代のベンチャー企業を、昔のやり方で起業する必要があると考える理由はない。
フェアチャイルド社は、起業時に多額の資金を必要とした。実際の工場を建設する必要があったからだ。でもウェブ・ベースのベンチャー企業創設に資金を提供するベンチャーキャピタルは、何を支援するっていうんだろうか。お金がたくさんあれば、もっとソフトウェアを速く書けるわけじゃない。設備にも資金は必要ない。それらは今、すごく安上がりで済むからだ。お金で買えるのは、販売員とマーケティングだ。販売力には何らかの価値があることは、私も認める。だけど、マーケティングと資金は、あまり関係がなくなりつつある。インターネットでは、本当に良い物はうわさとして伝わる。
投資家が力を持つのは、お金を出すからだ。起業に必要なお金が減れば、投資家が起業家に及ぼす影響力は弱くなる。だから未来の起業家は、嫌なら新しいCEOを受け入れなくても良くなる。ベンチャーキャピタルは失墜するだろう。でも失墜する人々はたいていそうだけど、本当はそのほうが彼らにとってもよいのかもしれない。
Googleは未来の兆候だ。投資家は資金提供の条件として、CEOとして年上の経験豊かな人を雇うことを要求した。しかし、私が聞いた限りでは、Googleの創立者はベンチャーキャピタルに屈服しなかった。ベンチャーキャピタルが選んだ人なら、すぐに誰でも受け入れたわけじゃなかった。受け入れはまる1年も遅れた。とうとうベンチャーキャピタルは、コンピュータ科学の博士号を持った奴を連れて行ったので、Googleの創立者たちは彼をCEOに迎え入れた。
ベンチャーキャピタルに任命されたビジネス人が無能だと言ってるわけじゃない。そりゃ、力量はあるんだろう。でもCEOになって創立者の上司になる必要はないんだ。今後ますます、CEOというより、むしろ最高責任者としてベンチャーキャピタルに任命される役員は増えると予想する。創立者たちは技術的に突っ走って、最高責任者が他の面倒を見るんだ。
雇用者も投資家も、すこしずつ若者寄りに変わっている。そして彼ら自身も、とうとうそのことを認める時は近いんだと思う。卒業してすぐに起業する大学生なんて、最も野心的な学生だけだ。ほとんどは、ただ就職したいだけだ。
おそらくそうあるべきなんだろう。ベンチャーの起業を怖れているなら、やらないうちにフィルターにかけている。ただ私は、そのフィルターを少しキツめに設定されているんじゃないかと思う。努力すれば大企業の歯車になる代わりに、ベンチャーの起業家として成功する人々がいるんじゃないだろうか。
動物を檻から解放しても、しばらく檻が開いていることに気づかないってことを知ってるかい?追い出すために、棒でつっつかなきゃいけないこともしょっちゅうだ。似たことがブログで起きた。1995年には、すでに人々は自分の考えをWeb上で公開することが可能だった。でもブログ作成はこの数年間で、ようやく本格的に始まった。1995年には、プロの物書きだけが自分の考えを公開する資格があり、それ以外がアイデアを公開したら変人だと思われていた。今ではWeb上の執筆はごく当たり前で、紙のジャーナリストさえブログを書きたがっている。ブログが最近になってようやく流行ったのは、技術革新があったせいじゃない。檻が開いているとみんなが気づくまでに、8年もかかってしまったんだ。
私はほとんどの大学生が、経済的な檻が開いていることに気づいていないと思う。その主な理由は、「成功するなら良い企業に就職することが大事だ」と親に教えられたせいだと思う。親が大学生のころは、これは真実だった。でも今では、それほど真実じゃない。
成功への道は、何か価値あるものを作ることであって、既存の企業で働く必要なんてないんだ。ホントのところ、企業に入らない方が、たいていはもっと上手に価値あるものを作ることができる。
大学生と話すと、彼らがあまりに保守的なことに驚かされる。もちろん、政治的な姿勢について言ってるんじゃないよ。リスクを取ることを望んでいないように見えるんだ。これは間違いだ。若ければ若いほど、より大きなリスクを負うことができるんだ。
リスクと報酬は、いつも比例している。たとえば株式は債券より危険な分、時間がたつほど、債券よりつねに大きな報酬が得られる。じゃあなぜみんなは債券に投資するんだろう? そのキーワードは「時間切れ」だ。株式は30年間、債券より多くの配当を生む。でも毎年、価値が下落する危険性がある。だから株に投資すべきかどうかは、いつお金を必要とするかに依存する。若いなら、いちばんリスキーな投資をすべきだ。
投資の話は、机上の空論に思えるかもしれない。ほとんどの大学生は、恐らく資産より借金の方が多い。だから「投資できるものなんて何もないよ」って思うかもしれない。でも、それは真実じゃない。大学生には、投資できる時間がある。リスクに関する同じルールが、そこでも適用される。20代前半は、まさにばかげたリスクを冒すべき時なんだ。
合理的なリスクは、いつも報酬と比例している。市場の力がそうさせるからだ。人々は安全性に対し、追加のお金を支払う。だからあなたが安全を求めて債券を買ったり大企業に就職したら、そのコストは自分が負担することになる。
失敗する危険性がある人生は、たいていの人は望まないので、平均すれば良い収入を得られる。「ベンチャー企業を始める」という極端な選択は、すごく怖ろしいから、ほとんどの人は試そうともしない。したがって、成功したときの報酬との比較で考えれれば、結局、心配するほどの競争はしなくて済む可能性がある。
数学は残酷だ。たぶん10のベンチャー企業のうち9は失敗する。でも成功すれば、創立者は普通の仕事の10倍以上、儲かる。それがベンチャーは「平均以上に」儲かる、って言葉の意味だ。
覚えておいて欲しい。ベンチャー企業を始めれば、恐らく失敗する。ほとんどのベンチャー企業は失敗するからだ。それがビジネスってもんなんだ。でも、もしリスクを負う余裕があるのなら、9割方、失敗するチャンスに賭けることは、必ずしも間違いではない。家族を養う40歳になっての失敗は深刻だろう。でも22歳で失敗したって、どうってことないじゃないか。大学卒業直後に起業し失敗しても、まだ23歳だし、とても賢くなれる。よくよく考えてみれば、おおざっぱに言って、それが大学院で学びたかったことじゃないのか。
「俺なら、ベンチャー企業を立ち上げて失敗した奴のほうを評価するな。俺がそう言ってたって書いてもいいよ」
大企業の採用担当者さえ、会社を設立する若いハッカーを高く評価しているんだから、もっと起業すればいいんだ。大学生って、どうしてこんなに保守的なんだろう。いろんな組織で長年を過ごしたからだろうと思う。
みんな人生の最初の20年は、ある組織から別の組織へと渡り歩いて過ごしたんだ。たぶん進学する中学校は、ロクに選べなかった。高校を卒業したら、大学に行くもんだとみんな思ってた。いくつかの大学からは選んだかもしれないが、たぶん互いに似たような大学だった。この話のポイントは、あなたは20年間ずっと地下鉄に乗り続け、次は「就職駅」だと思ってるってことだ。
でも本当は、大学は地下鉄の終点なんだ。いっけん、会社に仕事をしに行くことは、次の組織に乗り換えただけのように思うかもしれない。でも現実には、何もかも変わっている。大学卒業は、人生が消費者から生産者に変わる折り返し点だ。
もう1つの大きな変化は、こんどは自分自身の人生を選べるってことだ。好きな道を進んで良い。だから惰性で何かをする代わりに、ちょっと立ち止まって、状況をしっかり把握する価値がある。
在学中、あるいはそのずっと前から、ほとんどの大学生は、採用担当者が何を望むかを気にしている。でも本当に気にしなきゃいけないのは、顧客が何を望むかだ。あなたの雇い主にお金を支払っているのは顧客だからだ
だからさ、雇用担当者が何を望むかなんて考えず、もっと直接的に、ユーザが何を望むかを考えようよ。さらに言おう。もしその2つに差があるなら、自分のベンチャーを起業するときの武器になる。たとえばガチガチの清教徒のような大企業でありがちだ。でもそれは大きさについてまわる特性で、お客が求めているものじゃない。
私は大学卒業時に、このことをはっきりわかっていなかった。その理由の一部は、そのまま大学院に進学したからだ。いつか起業したいと考えているとしても、大学院進学は、なかなかいい進路だ。大学院を卒業してから起業してもいいし、YahooやGoogleの創立者のように、もっと大学院にいても良い。
大学院は、起業のすばらしい準備期間だ。賢い人々が一同に集まっているし、大学生や就職後より、自分のプロジェクトにまとまった時間をとれるだろう。心の広いアドバイザーがいるなら、会社を起こす前に、時間をかけて考えを詰めることもできる。デビッド・ファイロとジェリー・ヤンは、1994年2月にYahooディレクトリーを開始し、秋には1日100万ヒットになっていたが、大学院を中退しなかった。実際に会社を設立したのは、1995年3月だ。
先に起業し、失敗したら大学院へ行くというテもある。ベンチャーが失敗するのは、たいていは、すごく早い。一年あれば、時間のムダかどうかわかる。
失敗したら、大学院に行けばいい。成功したら、大学院入学を、もう少し遅らせる必要があるだろう。でもフツーの大学院生の収入でできる生活より、ずっと愉快な生活が待っているんじゃないの?
20代前半の人が起業しないもう1つの理由は、十分な経験がないということだ。ほとんどの投資家もそう考える。
大学にいたころ、「経験」って言葉をしょっちゅう聞いた。けどその言葉は、実際には何を意味しているんだろう?経験そのものに価値があるんじゃない。考えがどう変わったかが重要なんじゃないか。「経験」したら、自分の考えがどう変わるんだろう? その変化を、もっと早めることはできないの?
私は答えを持っている。経験がないと何を見失ってしまうか、教えてあげよう。起業には3つのものが必要だと私は言った。よい人を集めること、人々が望むものを作ること、お金を使いすぎないこと。で、経験がないと2番目のやつを誤解しやすい。よいソフトウェアを書く十分なテクを持つ大学生はたくさんいる。大学生は、特にお金を浪費するってこともない。大学生がダメなものを作るのは、人々が求めているものを理解してないケースがほとんどだ。
でもこれは、若さゆえの欠点じゃない。誰も欲しがらないような会社を設立する奴は、どんな年代にもいる。
プログラムの勉強には数年かかる。でも人々が望むものを作る方法を学ぶのには、数年もかからない。凄腕プログラマの頭の横で手を叩いて、こう言ってやるだけでいいんじゃないか。起きろ! 座ったまま「ユーザは何を求めているんだろう?」なんて理屈をこねてんじゃない。ユーザのところに行って、何を求めているのか確かめてこい。
最も成功するベンチャー企業は、特殊な問題だけじゃなく、万人が共有している問題をも解決するんだ。
「他人の問題を解くことこそが大事だ」と悟ることが、「経験」でいちばん変わることだ。いったん理解すれば、すばやく次のステップに進み、人々の問題は何かを見つけられる。これにはちょっと努力が必要だ。ソフトが使われる現場は、ことに実際にお金を払う人は、想像とはぜんぜん違うからだ。Powerpointの公式使用目的は、プレゼンをすることだ。でもその本当の効果は、人前で話すことの恐怖を取り除くことにある。これがあれば中身のない話でも見栄えをよくできるし、聴衆は明るい部屋で話してる人を見るんじゃなくて、暗い部屋でスライドを見ることになる。
この手のことは、見つけようと思えば誰にでも見つけられる。見つけようと努力することが重要だ。起業のアイデアを考えることは、プログラムのクラスについて考えるのとは違うんだ。クールなソフトを書くことが新会社設立の最終目標じゃない。人々が望む何かを作ることが目標なんだ。そのためには、ユーザを観察しなけりゃいけない。プログラムは忘れて、ユーザを見るんだ。これは全く心がまえの問題だ。学校で書いてたプログラムには、ほとんどユーザはいなかったからだ。
ルービックキューブは、完成する数ステップ前まで、ごちゃごちゃに見える。私は、多くの大学生の頭脳はその位置にいるんだと思っている。やろうと思えば、ベンチャーを起業して成功する数ステップ前にいるのに、やろうとしない。技術は十分すぎるほど持っているのに。お金持ちになるには人々が望むものを作ることが大事で、お客にとって雇用者はリスク分散のプロキシでしかない、ってことを、まだ理解していないんだ。
賢い若者なら、雇用者なんて必要ない。誰かに教えてもらわなくたって、お客が求めるものを自分で見つけられるだろう。リスクに保険をかける必要もない。若ければ若いほど、リスクを負うべきだからだ。
この文章を、あなたのご両親と同じ言葉で締めくくりたい。起業のために、大学を中退しちゃいけないよ。慌てる必要はないんだ。卒業後だって、起業する時間はたっぷりあるさ。本当のところ、卒業後の数年間は既存の企業で働いて、会社について学んだほうがいいのかもしれない。
でも19歳のビル・ゲイツに対して、「卒業するまで待て」と言うなんて想像もできない。「失せろ!」と言われてたのが関の山だね。私はビル・ゲイツに、「君は自分の将来をダメにしかけているよ」なんて言えていただろうか? 「ハーバード大学で授業を受けるほうが、マイコン革命のど真ん中で働くよりも、もっと勉強になるよ」なんて、言えていただろうか? いや、たぶん言えなかっただろう。
起業する前に数年間、どこかの企業で働けば、そりゃ何か学ぶことがあるかもしれないが、同じ時間で自分の会社を始めた方が、もっとたくさん学ぶことができる。19歳のビル・ゲイツに「他人のために働け」ってアドバイスしてたら、さらに冷たくあしらわれただろうね。でも私は、大学卒業後の2年間はどこかの会社で働き、その後、起業するようにアドバイスする。どうして23歳まで待たなきゃいけないの? 4年間も? いままでの人生の20%以上じゃない。アルテア用のBasicインタプリタを書いてお金を儲けようってんだったら、4年も待っていたらたしかに手遅れだ。Apple IIは2年後に発売されたからね。
もしビル・ゲイツが、私のアドバイスに従って大学を卒業し、起業する前にどこかの会社で働いていたら、アップルで働くハメになっていたかも知れない。まあ私たちにとっちゃその方が良かったのかも知れないけど、ビル・ゲイツにとっては良くなかった。親切にも「大学は卒業しなさい。そして卒業後の数年はベンチャー起業のために働きなさい」という、素敵なアドバイスを言ったところで、しょせんは老人の繰り言で、若者が聞いてくれると思っちゃいないさ。でも後になって「私が前もって注意してくれなかった」なんて言いださないでくれよ。
[2] 企業がこんなやりかたで給料を支払ったら、不公平と言われるだろう。でもある企業だけを買収したって、誰も不公平とは言わない。
[3] ベンチャーが成功する確率は1割だっていうのは都市伝説の一種だ。数字のキリがちょっと良すぎる。成功の見込みはもう少し低いだろう。
この原稿をチェックしてくれたジェシカ・リヴィングストン、雇用に関する意見を教えてくれた内緒の友達、カレン・グエンおよびバークレーCSUAに感謝する。
2006/01/19 12:40 感銘を受けました。突然で恐縮なんですが、細々と個人的に名言を集めておりまして「あなたは20年間ずっと地下鉄に乗り続け〜」というくだり、ブログにて引用させて頂いたんですが宜しかったでしょうか?マズければすぐ削除します。OKだけどどんな風に書かれているか心配だ、という場合にはアドレス書き込みます。宜しくお願いします。

 

[ 227] 「zzz」のこと、なんて読む? | エキサイトニュース
[引用サイト]  http://www.excite.co.jp/News/bit/00091179103961.html

先日、GWに友人の家に泊まりにいったときのこと。「zzz」って、一体なんて読むんだろう? 急にそんなことが頭をよぎったので、友人に聞いてみた。ほら、よく漫画などで寝ているときや、眠いときに出てくる、あれのことだ。そういえば、携帯で「眠い」とうつだけでも出てくる。すると友人は言った。「クークークーでしょ」。え、クー? うっそ〜 どうみても、クーには読めないよなあ。 でもその友人いわく「自分にとっては寝ているイメージの音だから」とのことだった。そうなのか。今まで「zzz」を目にすることは度々あったけれど、いつのまにか、見ただけで意味がわかっていたし、あえて声に出して読んでみたことがなかったから想像もしていなかった。でも自分だったら見たままの「ズズズ」と読んでいたかな、と思う。念のため、ほかの友人たちにも聞いてみた。すると、多かったのは私と同じ「ズズズ」や「ズーズーズー」であった。しかし私の姉は「ヌヌヌだよ」と当たり前のように答えた。ヌヌヌ?「ときどき、zの真ん中に棒線がはいるけど、もしかしたらそれがちょっとカタカナのヌに似てるからかな?」、そう尋ねると「それはあるかも。でも当たり前のようにずっとそう読んでたな〜」という。他にも「スースースー」と答えた友人は、「小さいときに読んだ、スヌーピーのピーナッツ・シリーズの漫画の印象が強い!」とのこと。zzzはもちろん英語なわけだから、訳と一緒にみていれば、そういうこともあるのだろう。そこで、大のスヌーピー好きである姉のコレクションに、昔のスヌーピーの漫画があったので見てみると、その訳は「グーグーグー」になっていた。あれ?! 友人の記憶違いか? でもスヌーピーに限らず、単純に読み方ではない、訳し方でいえば、いろいろあるはずだ。そこで改めて、辞書で調べてみることに。ジーニアス英和辞典、ルミナス英和辞典、ロングマン英和辞典で確認したところ、いずれも「zzz」の訳としてはシンプルにこうだった。「グーグー(擬音語;いびきの音)」。さらに「主に漫画などに用いられる」という追記があるものも。ちなみに英語としては「ブンブン;のこぎり、羽虫の音」も同じで、撥音的にはいずれも「ズズズ、ズィーズィーズィー」という感じ。なるほど。英語のいびきの音からきているから、日本語に訳すとベストなのは「グーグー」なのか。でも、いびきに限らず眠っている状態を表現するとしたら、ほかにも日本語だと「すやすや」とか「ねむねむねむ」とか、「むにゃむにゃ」などもありえるはず。でも「zzz」だけをパッとみたら、訳すというより見た目のイメージが強いので、なかなかグーグーなどとは読めないだろう。やはり、見たままのズズズ派が多いだろうとは思いつつ、個人によって意外とイメージの違う「zzz」。さて、みなさんの「zzz」はどうでしょう?(田辺 香)
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[ 228] スタイルのない人生なんてクズよ!
[引用サイト]  http://blog.livedoor.jp/nicestyle/

とかナンとか言っちゃって、やっぱり一気にやるのは大変なので今年度は地道にコツコツやっていこうと決めました!
「広告宣伝費」「福利厚生費」「通信費」などなど経費の種類ごと封筒を用意して、月に一回精算していけば便利でしょ♪
ビーカンパニーは1000円くらいでもこもこ可愛いのが買えるから、スリッパはいつもここで買っているような気がします(笑)
・購入後にモデルを使っての写真撮影をすることにご協力いただけること(袋から出して着ます。もちろんキレイに取扱いますのでご安心ください。)
ちょっと条件が厳しいのですが、要するに代行の流れを順を追って説明するページを設けようという話で、それにご協力いただける方を募集しているわけです。
とんかつマニアの友達に触発されて、うちの近所の「かつ処さんなすび」というとんかつ屋に行ってみました。
とんかつは、高校生ぐらいのときに母親と食べたのがたぶん初めてで、2回目は4年前に六本木ヒルズで食べた「和幸」(笑)
そして仙川に引っ越してきてから2回ほど仙川の別のとんかつ屋に行ったぐらいで、超とんかつ素人なので偉そうなことは言えませんが(笑)なかなかのおいしさだったと思います。
どっちもかーなーりー感動的な柔らかさで、私の少ないとんかつ経験の中で一番でした!!下ごしらえがきっちりされてるからあんなに柔らかく仕上がるんでしょうね
ジャズ・ロック好きの店主が一人でやってるお店で、急いで食べたい人にはおすすめできませんが、のんびりとんカツを味わいたい人にはおすすめです。
ご主人は終始ニコニコしていて気配りがよく、その辺もポイント高いです。仙川の住宅地で一生懸命やっている気持ちが伝わります。
今まで使ってためがねは、外にもかけていけるようにとおっされ〜な感じのセルフレームを選んだのですが…ノーズパットがついてないタイプで、見事に顔に合いませんでした(TДT)
家の中で使ってるだけでもストレス極まりなかったので、結局かけて出かけることはほとんどありませんでした。
家の中では仕方なく掛けていましたが、本当に「仕方なく」で、かけないと見えないから掛けてましたが正直掛けたくありませんでした。
オデットエオディールの靴はどれもミラクルにかわいい上に可愛くて好きなんだけど、木型が合わないのが最大の難点!!
デザイナーが暮らす店−−そんな風変わりな洋服店が、東京・代々木上原の住宅街にある。デザイナーの水野直昭さん(39)によるブランド「サンヴェットモン」のショップは、実際に水野さんがパートナーと暮らす住まいでもあり、服作りをするアトリエも兼ねている。4年前、一度は自分のブランドの解散に追い込まれた過去を持つ水野さん。再起にあたり「職住一体」を選んだ理由とは−−。
「息をするようなものですかね。服を作らないでいると不安になるし息苦しい。だから、この空間が実現でき、本当に落ち着きました」。水野さんにとって「デザイナーが暮らす店」は、文字通り日々生きていることの証しでもある。道路に面した半地下が駐車場、階段を少し上った1階がショップ兼作業場兼キッチン、2階がアトリエと寝室などの居住空間。服を作り、売ることと暮らすことがイコールで結ばれている。「お客さんも散歩の途中で知り合いの家にふらりと寄ったという感覚でいらしてくれて。それが何よりうれしい」という。
サンヴェットモンの服も、綿や麻を中心にした、暮らしに自然になじむデザインだ。コンセプトは「プロが作るナチュラルな服」。かっぽう着からヒントを得た麻のシャツ、野球のグラブのような革のポケットがついたジーンズ−−どれもシンプルながらひねりが利いている。長く着続けることで素材の味わいが出てくるのも特徴だ。
この店を水野さんがオープンしたのは06年12月のこと。デザイナーを志したころから漠然と思い描いていた理想の姿だったが、「暮らす」という形が明確に、さらに現実になるまでにつらく、苦い経験も味わわねばならなかった。
水野さんは、ファッション専門学校を卒業後、国内のデザイナーズブランドを経て独立。01年にブランド「ヴェットモン」を設立し、東京コレクションにデビューした。独特の色彩センスや斬新なデザインが評価され、翌年には毎日ファッション大賞新人賞をはじめデザイナーの登竜門と呼ばれる各賞を受賞。東京・青山にショップもオープンし、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
しかし、ヴェットモンは04年に突然、解散する。水野さんとスポンサー企業とのブランドに対する考え方の違いが原因だった。企業の立場から言えば、話題になっているときに事業を拡大し、売り上げを伸ばそうと考える。福岡や名古屋にも店を広げ、「売れ筋」の服を水野さんに求めるようになっていった。一方、水野さんは「服を買う人、着る人に自分の存在を感じてもらえるようなブランド」を望み、1店舗で勝負したいと考え、両者の溝は埋まらなかった。
水野さんのように、90年代後半からこの時期、不況や高級ブランドの台頭でスポンサーが手を引き、ブランドをたたむことを余儀なくされた国内デザイナーは多かった。水野さんは失敗の理由をこうみている。
「今から思うと僕が甘かった。従来型のデザイナーの既定路線を歩んで、まったくオリジナリティーも新しさもない。スポンサーがいることに甘んじ、服はデザインしても、後は人任せで“売る”ことまで考えていなかったんです」
だが、不完全燃焼で終わってしまったからこそ、次への意欲がわいたと水野さんはいう。解散後、フリーのデザイナーとしてアパレルメーカーの仕事を下請けしながら、その方法を模索する日々が続く。メーカーとの契約料は破格で、自分のブランドを持っていたときよりも、実は経済的に豊かだった。「でも、売れ筋の“○○風の服を作ってくれ”と、企業の都合で服を語る人と再び付き合ううちに、ムズムズしてきました。ギリギリ食べられるだけでもいいから、早く自分を表現したいと」。解散後1年で、再起を固く決心した。
水野さんが「暮らす店」にたどりついたのは、「売り方もデザインの一つと考えられるようになったことが大きい」という。スタッフは雇わず、デザインから販売まで作業のすべてをパートナーでパタンナー(デザインを型紙に起こす人)でもある北由紀子さんと2人で行う。服は少量生産で売り切れたら作る。店舗を借りる余裕はないので自宅と兼用の物件を探す。服の制作から販売まで、一つ一つ無駄のない経営方法を考え、積み上げていくうちに行き着いたのが「暮らす」という新しい形態だ。
「既存のブランドのショップからは見えて来ないけれど、小さな雑貨店やセレクトショップなど一人で仕入れて販売までしている店はいくらもある。僕らの事業規模なら日々動かす金額は10万円単位で家計簿の延長みたいなもの。もし失敗しても怖いものはないと気付いたら、勇気をもてました」
再出発から1年あまり。口コミで水野さんの服と店の魅力がじわじわと広まり、売り上げも好調だ。有名セレクトショップへの卸や、シンプルなデザインが見込まれ、ユニホームのデザイン依頼も舞い込んでいる。
水野さんが、今、実感しているのは大量に作られたり、大掛かりに売られている服が、必ずしも着る人が求めている服とイコールではない、ということだ。
「今後は、場所を変えながら、月に何回か服を売りにいくということをやってみたいと考えているんです。洋服の屋台みたいな感覚で」<文・國保環>
パーソナルスタイリスト。温かみのある服や空間が好きです。ビールと枝豆と浦和レッズと阪神タイガースとお気に入りの音楽と、そして大切な人がいればとりあえず幸せ。音楽は、60年代後半〜70年代のロック、ブルース、AOR、POPでメロウなジャパニーズシティポップスに魅かれます。好きなアーティストはキリンジとスティーリー・ダン。好きな映画はベティ・ブルー。

 

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