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使うとは?/ ノーローン

[ 537] 高木浩光@自宅の日記 - Amazonはやっぱり怖い そろそろ使うのをやめようと思う, Amazonは注文履歴の消去を拒否、アカウント閉鎖後もデータは残る, Amazon..
[引用サイト]  http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20080312.html

幸い私は、ウィッシュリストを空にしていたので、何も見られることはなかったが、自分のAmazon登録メールアドレスを入れると、氏名と「茨城県」などの情報が表示された。(メールアドレスも非公開のものを使っているが、ワイルドカード指定もできたようなので、どうなっていたかわからない。もっとも、私は実名を隠していないが。)
そもそも何年か前、この「ウィッシュリスト」なるサービスが始まったとき、やたらウイッシュリストへの登録が促されたので、てっきり「あとで買う」みたいな機能かと思って、何だったかを登録してしまった記憶がある。何分かかかって、これが他人に公開するための機能だと気づいて、リストからあわてて削除した。そのとき説明が悪すぎると感じたのを思い出した。先週から「ほしい物リスト」という名前に変更したそうだが、さらに誤解する人が続出するのではないか。1クリックで登録してしまうようだし。
Amazonはオープン当初から使っているが、他にも嫌な経験をした。「マーケットプレイス」は使わないようにしていたが、在庫がなくAmazon外の業者から買わざるを得ず、初めて利用したとき、Amazonから「評価してください」というメールが来たので、コメント付きで評価を記入したところ、実名でそのコメントが公開されてしまった。これが私としたことが予想外だった。何をすると何が起きるかの説明が足りていないのではないか。
注文履歴を全部消去したいのだが、可能なのだろうか? 9時になったら電話してみよう。2000年からの注文履歴が今も全部閲覧可能になっているのが嫌だ。
アマ: はい、大変申し訳ないのですが、注文履歴自体の削除というのは当サイトの方でも、システム上できかねますのでー。
アマ: そうですね、あのー、別アカウントを作成していただくか、もしくは、アカウント自体を閉鎖していただく必要というのはございます。
アマ: データはですね、取引上の記録となりますので、まずあの、完全な削除というのは承っておりません。
私: 全部消して欲しいというふうに電話したんですが、消すことはできませんと、いうふうに言われました。それは何か法律上、対抗措置というのはないんでしょうか。消して欲しいという。
東京都: なのでー、その法律によれば、お客様の方からですね、消してねと言われたときには、きちんとした対応をする責務があることになっています。
東京都: それで、対応について、法律上問題があるかどうかについては、私どもではなくですね、内閣府の国民生活局個人情報保護推進室というところが対応いたしますので、そちらの電話番号が(略)でございますので、そちらに苦情を入れていただけますか?
というわけで、内閣府国民生活局個人情報保護推進室に電話することになった。やり取りはおおむね次のようになった。
私: 私も心配になりましたので、こんなサイトに自分の情報が預けてあることがですね、なにぶん開店当初から使っていまして、8年分のいろんな買った物のすべての履歴がそのサイトには残ってまして、実際こう、自分で過去の履歴が見れる状態なんですね。
私: はい。しかし今朝起きた事故のようなことを考えれば、いつそれが流出するかもわからない、という心配になりましたので、過去の自分の買った物の履歴ですね、これを消してほしいと、いうことをAmazonに電話しまして、求めたところ、できませんと、言われました。
私: はい。アカウントごと停止にすることはできるというので、停止だっていうんですね、削除ではなくて、ログインできなくすることはできるけども、データは消すわけじゃないと、言うんですよ。
私: それは困ると。流出したら困るから、消してほしいと言っているわけだから、それじゃ困りますと、データを消してほしいと言ったところ、それはできないことになっていますと、言うんですよ。それは、個人情報保護法的におかしいんじゃないかと、
内閣府: この法律上は、25条、26条、27条といろいろ、開示とか訂正とか利用停止とかあるんですけども、何か例えばですね、全部消去とか削除とかしてしまって、後から問題が起きて裁判になったときに、それの証拠がなくなるってことなんですよね。
内閣府: いやーちょっとその年数はわからないんですけども。はい。その事業所事業所のことなので、たとえば電話会社なんて莫大な情報になるのでたぶん長く持ってないと思いますし、
内閣府: こちらでは法律の解釈しか言えなくって、もし個々の苦情処理の窓口が、認定個人情報保護団体というのがあるので、データ通信協会というのがあるので、もし、よかったら電話番号ご紹介しますけども、
私: 今、内閣府の個人情報保護推進に電話したところ、個別の案件についてはこちらへということで、紹介いただいたんですけども、個人情報保護に関する相談窓口ということで、こちらでよろしいでしょうか?
デー: ちょっとお待ちくださいね、えーと、こちらはああの、電気通信関係の認定個人情報保護団体ということで、Amazonさんというのは、対象事業者になっていないんで、
次に、他に使っているネットショップはどうかなということで、同じく8年間愛用してきた、ソニースタイルに聞いてみた。
ソニースタイルも、購入履歴を見ると8年前まで全部の記録が閲覧できるようになっている。「記録を消してくださいと言えば消してもらえるんでしょうか?」と問い合わせたところ、「専用書類を用意しているので、そちらに記入して提出いただければ一切の情報を削除する」とのことだった。
ちなみに、それをやってしまうと、せっかく貯めたスター(長期利用者の指標値)もリセットになってしまうわけで、本当にさよならするときまで断行できない。
私が思い描く理想的なネットショップ像としては、1年くらいで古い購入履歴が自動的に消えていくようになっていて欲しいものだ。8年も前の履歴が残っていて、意味があるのかわからない。
ここ数年で思い知らされているように、情報はいずれ流出する。どんなに守っても、漏洩しないかどうかは確率的な事象であり、あらゆる情報が流出する可能性はいくらかずつ存在している。そんな世の中なのだから、無用な情報はどんどん消していくのが正解ではないだろうか。
日本で本格的なネットショップが登場して、まだ8年しか経っていない。もうすぐ10年の節目を迎えるわけだけども、今後も20年、30年と永遠に注文履歴を蓄積し続けていくつもりなのだろうか。
これまでは、とりあえず消さないで行くという方針だったのかもしれないが、そろそろ考え方を変えて、情報を消していくことによる安心を提供するという、新しい理念に基づいたネットショップが登場してもよいころではないだろうか。
私は、数年前に、ウィッシュリスト機能がamazon.co.jpに追加されたころ、初めて「ウィッシュリストに追加」ボタンを見たとき、何だかわからずにボタンを押した。ボタンを押した後の画面を見てもそれが何なのかよくわからなかったが、少し調べて、「家族や友人に」限定して公開されるわけではなく、全世界に公開されるものだと気づき、リストに追加してしまった商品を削除した。そして、そのままにした。その後、ウィッシュリストは触らないようにしていた。
そして今朝、騒ぎを見て、「ほしい物リスト」に改名されたウィッシュリストで、自分のメールアドレスを入力して検索してみると、以下の画面が現れた。
ここで、氏名が2か所で表示されている。1つは「作成者」とある部分の氏名で、もうひとつは「お届け先住所」とある部分の氏名と都道府県である。
私は上のエントリにも書いたように、昨年、やむを得ず「マーケットプレイス」を初めて使った際に、Amazonから来た「評価してください」というメールに従ったところ、評価コメントが実名で書き込まれてしまった。(このとき、プレビュー画面さえなく、いきなり書き込まれた。)修正することも消すこともできず、その件は諦めるしかなかったが、このとき、「こんにちは、高木浩光 さん。」と表示される部分の氏名については、仮名に変更していた。
それなのに、ウィッシュリストで表示される「作成者」の名前は、以前のままだった。つまり、アカウント設定画面で設定する名前とは別に、ウィッシュリストの作成者名も管理しないといけないわけだ。
このうち、商品と作成者名は、リストを公開していれば誰でも表示されるが、誕生日、自己紹介、届け先住所については、ほしい物リストの設定を変更しなければ表示されない。メールアドレスについては、自己紹介欄に記載していなければ公開されることはない。
自分で設定しなければ公開されないと書かれているが、私は何も設定していないのに、「お届け先住所: 高木浩光 - 茨城県」と表示される状態になっていた。
たしかに、今、新しいアカウントを作成して確かめてみたところ、アドレス帳を設定したうえで、ウィッシュリストに商品を追加しても、ウィッシュリストの「お届け先住所」は「登録情報がありません」となる。
おそらく、ウィッシュリスト機能が追加されたばかりの数年前の時点では、ウィッシュリストに一度でも何か追加した人は、自動的に「お届け先住所」が公開される実装になっていたのではないか。それがその後、誰かから苦情があったのか、これではまずいと運営者が気づいたのか、「お届け先住所」を初期設定で公開とするのはやめたということではないだろうか。
そうであれば、その変更をした時点で、既に登録済みになっている利用者達について、強制的に設定を変更するなり、利用者に事情を告知するなり、運営者は対応をとるべきだったはずだ。そういう連絡をもらった記憶はない。
サイトを運営するアマゾンジャパンの広報担当者は「公開になるという説明は、必ず目につくような場所につけている。設定の変更もできるようになっている」と説明。「そもそも、ほしい物リストは、アメリカの文化で、友人や家族にプレゼントして欲しいものをあらかじめリスト化する習慣に合わせてできた機能。公開して使うことが前提になっている」としている。

 

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