居住とは?/ ノーローン
[ 1380] 被災地仮設住宅居住改善ネットワーク
[引用サイト] http://blog.livedoor.jp/kasetsu123/
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中越沖地震の仮設住宅の集会所.民間団体の寄付で立派な風除室が付けられている.しかし,降った雪に足跡はなく,日曜日に訪れる人はいない. 中越地震では,旧長岡市や小千谷市では,シルバー人材センターを活用して管理人を頼んでいた.毎朝開けて,お湯を沸かし,夕方閉める.湯のみと茶葉は用意されていた.これだけで,高齢者は集まる.狭い仮設から解放されて,行き場の無い雪に閉ざされた季節のお茶のみは,何よりの福祉である.中高齢層の一時雇用としても役立ったという.人件費は中越大震災復興基金から出ていた. 毎日開いていることが大事である.今からでも遅くはない.3年前の成功例を倣って欲しいと望む.今回の復興基金にも,既に,そうした集会所の運用が出来る様,メニューが用意されている. 3)窓枠とプチプチシートを幅広のテープではる.綿テープやガムテープでもよいが,半透明または透明なテープではると見栄えがよい. 4)窓の鍵か掛けられるように,その周りだけ少しV字に切り取る.V字から室内の空気が入らない様に,テープで押さえる. 更にデシカント式除湿機で除湿を行なっており,この日は外気温が10℃を超えたためもあるが,全く室内に結露は見られなかった.(ナショナル製の10Lタイプ) 断熱材が屋根裏でずれていて,そこに小屋裏換気の冷気が直接当たり,天井が冷えて結露したものと思われる. 中越地震の仮設でも,大和グループのこのタイプの壁は激しく結露した.能登半島地震の仮設でも一部このタイプのパネルが使われている.他社や,同グループの他のタイプではこれほどの壁の結露は発生しない.至急改善をするとともに,今後の被災地ではこのタイプの壁パネルの使用は止めるべきである. 夏は,鉄柱の温度が非常に高くなり,やけどの危険がある.また,冬は室温より低く,結露する.中越地震の仮設では,郡リースだけが,柱にプラスチックカバーをして,こうした問題を軽減していたが,今回の仮設では,それ以外のメーカーもプラスチックカバーを採用した. 中越地震のは,ベニヤ板張りで,雨や雪で滑りやすく危険であった.私も何回も転んでいる.これに対して,滑りにくい材料を表面に貼って,滑り止め対策してある.また,視覚障害者向けのブロックも追加されている. 5)身障者宅は,スロープで対応(能登半島沖地震の仮設では,敷地を盛り上げて玄関と敷地の高さをそろえるという「バリアフリー化」を行っている). 1)大和工商リースのパネルの一部に,パネルの重ね合わせの部分が薄くかつその部分が凹んでいるため,断熱性が悪くかつ空気が滞留して激しい結露を生じるものがある.能登半島沖地震でも,そのまま改良されずに使われている.大和工商リースは,幾つかの種類の仮設住宅を有しているので,この「欠陥パネル」タイプは使わないようにメーカーに要請して欲しい(中越地震では,小千谷平沢仮設等にて,激しい結露状況の写真を撮影済) 2)三協フロンティア製は,7・13水害や中越地震の仮設では,壁,窓枠,天井部材の一部が激しく結露した.能登半島沖地震の仮設では,内装にボードが張られており,そうした結露は起きないものと思われる.今回の仮設住宅についても,同様の結露対策を要望した. 3)給湯はプロパンガスだとガス代が高く,都市ガスを使っている地域の住民が仮設に入った場合,ガス代の高さでクレーム,トラブルになる.可能であれば,オール電化が望ましいと述べた.能登半島沖地震では,志賀原発を抱える北陸電力が,オール電化の機材(2口式の電磁調理器,屋外の電気給湯器,電磁調理器用の鍋とフライパン)を提供したことも説明した. 5)敷地の排水工事が,中越地震の仮設では当初,実効的にはまったくなされておらず,雪解け水が滞留して問題になった.能登半島沖地震の仮設では,透水性舗装とU字溝を深く埋めることにより,雨でもまったく水溜りは出来ない.排水工事を当初からきちんと行うように要望した. 6)海岸部に近いので,風対策を十分行うように要望した.能登半島沖地震の仮設で設置された間伐材を用いた防風壁の写真も見せながら説明した. 以上の要望に対して,担当者からは対応策は全く提示されなかった.石川県建築住宅課が,訪問の際,積極的に過去の仮設住宅の問題点を解決しようと聞いてくれたのとは対照的である.被害戸数が能登半島沖地震に比べてはるかに大きく,事務的手続きだけでも大変なのは理解できる.が,3年間に震度6に2度も見舞われた県として,過去の失敗例を生かそうとする姿勢を失わないで頂きたい. 道下地区は,仮設の回りに柵が巡らせてある.高齢者が転げ落ちるのを防ぐ工夫と思われるが,回り道しないといけないので,住民には不評である.何カ所か柵を外して,入り口を追加すると住民の方から聞いた. 高齢者の多くが,乳母車に荷物を入れて曵いて移動している.駐車場を通り抜けて,自宅手前までが砂利のため,乳母車が上手く曵けないという.行政で,駐車場の舗装を検討中だと住民の方から聞いた. 能登半島地震の仮設は,一部を除き,オール電化であり,お湯は戸外の電気給湯器で供給される.このお湯の温度が約90℃と非常に高い.お風呂は,温度調整コックでは無く,旧式のお湯と水をそれぞれ注ぐものである.中越地震のユニットバスが,そのまま再利用されている.90℃のお湯をいきなりプラスチックの浴槽に注ぐと傷むため,先に水を入れてからにする様に指導され,浴室内に貼付けるマニュアルも配られている. 認知症や障害のため,いきなりお湯だけ出してしまい,やけどした人がいるという.その後,仮設のお風呂を使っていないとのことである. また,コックの位置が高いため,手がなかなか届かなくて湯水を無駄にしてしまうとの話も聞いた.高齢者・要介護者が使い易い工夫,改修が求められる. 報道では住民が来ないと聞いていた「心のケアハウス」.保健婦さんに呼び掛けられるままに,中に入らせて頂いた.80歳過ぎのおばあちゃんが何人か訪れた.独り暮らしの高齢者は,人に話を聞いてもらうことが何よりも愉しい様だ.保健婦さんも,血圧を計るだけで,後は,話を笑顔で受け止めていた.こうした保健婦さんの存在は,住民にとって頼りになるだろう. 虫の発生を心配されていた.長岡市では,殺虫剤を市が提供し,原則住民が駆除を行なったと聞いている.小千谷の元中子仮設では,梅雨時の雨で,地面付近にいたムカデが大量に屋内に入り込み,住民が一時避難することがあった. 中越地震の仮設では,阪神淡路大震災や,7・13水害の仮設で,住民の集まり場が無かったことの反省から,各仮設に集会所や談話室が設けられた.能登半島地震の仮設でも,大きいところでは全て集会所や談話室が設けられている.しかし,毎日鍵が開けられることはないのだという.高齢者のお茶飲み場は絶対に必要だ.特に単身者用は狭い.狭い仮設から,集会所で気の知れた仲間と一緒に喋るだけで,どれだけ心が安らぎ,また,心身の活性化に繋がることか. 中越では,シルバー人材制度で管理人が選ばれていた.仮設の住民が多かったが,そうでない場合もあった.毎日決まった時間に鍵を開け閉めし,お湯を沸かしておくだけで自然に人は集まって来る.血圧計,マッサージチェア等も欠かせない.これらは,中越では,市町村がレンタルして配置していた. 漆産業の職人さんが,仕事場を失って自宅待機という話も聞いた.シルバー人材の年齢制限も少し緩和して,こうした人を臨時に雇うのも一案だろう.実際に,中越では小千谷であったとのことである. 能登半島地震の仮設住宅は,ごく一部を除いて,IHクッキングヒーターである.2口あり,またその一口はアルミ対応の上位グレードのものである.住民の方に聞くと,説明を何度も受けたので,使い方は問題無い.プロパンは危ないので,こちらの方がよい.家を建てる時は,是非ともIHにしたいと好評であった.しかし,単身世帯用の仮設では,コンロの隣が直ぐ流し,まな板をおくスペースが無い.また,流しの水がIHヒーターに掛かってしまう.「仮設の設計する人の中に女性がいればこんなことはないのに」という住民がいた.尤もである. 志賀町鵜野屋の仮設.ボランティアが風除室を囲い,雨樋を付けている.この仮設は,水道では無く,山の水を引いてる.夏の水涸れを懸念して,各戸で雨樋の水を受けて溜めていた. 石川県内の高校生がボランティアで配布した花が集会所の回りにある.また,生活援助員の方が,トマトやキュウリをプランターに植えていた.住民の方も,少し鉢やプランター,発泡スチロールの箱に植物を植えていた.仮設の敷地は砂利引きで,そのまま苗を植えるには適さない.ポリの肥料袋に土を詰めてそこに苗を植えるとよい.キュウリやひょうたんといった蔓ものであれば,日除けと同時に,出来たものを楽しめる. |
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