方式とは?/ ノーローン
[ 64] 方式審査便覧
[引用サイト] http://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/binran_mokuji.htm
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代理人を選任する行為を他人に委任した場合において、その委任に基づいて選任された代理人の地位についての取扱い 郵便又は信書便で差し出された期間の定めのある書類又は物件の通信日付印が不明りょうな場合の取扱い 出願審査の請求若しくは実用新案技術評価の請求の手数料の減免又は特許料若しくは登録料の減免若しくは猶予の申請の取扱い(特・実) 願書、審判請求書等の出願人、請求人等の表示と添付書類及び中間書類の表示が相違する場合の取扱い 明細書、特許請求の範囲(実用新案登録請求の範囲)又は図面に関する手続の補正について(特・実) 昭和45年の改正前の特許法(以下「旧法」という。)に基づいてなされた特許出願又はその特許出願に係る手続補正書について、改正後の特許法(以下「新法」という。)施行後に出願の分割若しくは出願の変更又は手続補正書の補正の却下に基づく新出願(以下「分割、変更出願等」という。)がされた場合において、その分割、変更出願等の願書の提出日から7年経過後に、分割、変更出願等の要件を満たさないことが判明した分割、変更出願等の取扱い(特・実) 拒絶の査定のあった特許出願について拒絶査定不服審判の請求とともに出願の変更が行われた場合の取扱い(特・実・意) 補正却下後の新たな意匠(商標)登録出願が、却下された複数の補正のいずれに基づくものであるか不明な場合の方式上の取扱い(意・商) 防護標章登録に基づく権利の存続期間更新登録出願の願書に記載された登録番号に関する方式違反の取扱い(商) 出願人が代理人によって出願審査の請求の手続をする場合において、出願審査請求書にその出願人の住所の記載がない場合の取扱い(特・実) 特許庁長官による補正命令に対し出願人が行った補正が、要旨を変更するものとして却下された場合の取扱い 方式上の欠陥が治癒されていない出願に対し、補正命令の趣旨と無関係な自発の手続補正書等が提出された場合の取扱い 二以上の事項について補正を命じた場合に複数の補正書をもって手続が行われたときの補正書の取扱い 出願公開又は実用新案登録前に出願が取下げ、放棄あるいは却下され又は拒絶査定が確定している場合の公報の取扱い(特・実、商) 移転登録申請等と同時にされた登録名義人の表示の変更又は更正の登録の申請において移転登録申請書等に添付された委任状を援用し、委任状の添付を省略した場合の取り扱い 会社法第356条及び同法365条等に該当する場合において、申請書に添付する株主総会承認書、取締役会承認書、議事録等の原本が提出できないときの取扱い 登録義務者(法人)の清算結了登記前に登録原因が発生した場合において、清算結了登記後になされた登録申請の取扱い 特許を受ける権利が共有に係る出願について共有者のうちの「代表者」によってなされた審判請求の取扱い 願書又は中間書類に記載された手続をする者(その者の代理人を含む。)の印が識別番号に係る届出のものと相違する場合の取扱い 願書の出願人の欄に識別番号の表示がある場合において、当該欄の氏名(名称)を出願人の表示の訂正により又は識別番号付与に係る氏名(名称)の誤記訂正により訂正された識別番号付与に係る氏名(名称)に一致させる補正等の取扱い 電子情報処理組織を使用して、発明者等の補正又は出願人の表示の訂正を行う場合の手続補正書について |
[ 65] 阻止率99%のスパム対策方式の研究報告 ―― Selective SMTP Rejection (S25R)方式 ――
[引用サイト] http://gabacho.reto.jp/anti-spam/anti-spam-system.html
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オープンリレー(第三者中継)を行うメールサーバが少なくなり、最近では多くのスパマーが、ADSLやケーブルネットワークなどのエンドユーザー用高速回線につながってボットに感染したたくさんのエンドユーザーコンピュータからスパムを直接ばらまいている。オープンリレーブラックリストはもはや役に立っていない。有効なスパム対策は、メール中継サーバからのSMTPアクセスを受け入れる一方で、エンドユーザー用回線からのSMTPアクセスを拒絶することである。それらは、IPアドレスの逆引き名の特徴に基づいて識別できる。私はこの方式を使って、Postfix以外に何らの付加ソフトウェアも使うことなく、スパムとウィルスメールを合わせた不正メールの約99%を阻止することに成功している。 スパマーは、苦情の返信を避けるために、偽の送信者アドレスをかたることが多い。そこで、メッセージの送信者ドメインが実在しなければ拒否するという対策をとっているメールシステムがある。しかしスパマーは、罪のない他人の実在ドメインを悪用するという方法でこの防御を破っている。もちろん、罪のないドメインにスパムの差し戻しが殺到する。大迷惑である。 スパマーは、多量のスパムをばらまくために、インターネット上のメールサーバによるオープンリレーを悪用した。そこで、メールサーバでオープンリレーを禁止する対策が普及した。また、いくつかの組織がオープンリレーブラックリスト(ORBL)を提供して、そのデータベースに登録されたメール中継サーバからの受信を拒否するよう勧めている。しかし、ADSLやケーブルネットワークなどのエンドユーザー用高速回線が普及してからは、スパマーは、ボットに感染させたたくさんのエンドユーザーコンピュータを操ることによって、オープンリレーに頼ることなく多量のスパムを受信者のドメインへ直接ばらまいている。 このようなエンドユーザー用回線からスパムを受けて、そのIPアドレスをORBLサイトに入力すると、「それはオープンリレーサーバではない」という答えが返る。悪質なスパム送信コンピュータはSMTPアクセスを発するだけで受けようとはしないので、オープンリレーを行わないのは当然である。セキュリティの知識も悪意もないメールシステム管理者を摘発するORBLは、真の悪人には寛容と見える。やれやれ…。 SMTPアクセスをかけてくるクライアントのIPアドレスを検査するという方法もある。しかし、一つのIPアドレスをブラックリストに登録しても、スパマーはすぐに別のIPアドレスからスパムを送り込んでくる。かくしてブラックリストは際限なく肥大化する。 結局、メールシステム管理者は、メール爆弾を受けた時以外にはこの方法を使いたいとは思わないだろう。私のアイデアまであと一歩なのだが…。 正当なメールのほとんどは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)や組織のメール中継サーバを経由して送られてくる。一方、昨今のスパムのほとんどは、ADSLやケーブルネットワークなどのエンドユーザー用回線につながってボットに感染したエンドユーザーコンピュータから直接送られてくる。メール中継サーバを経由して送られてくるスパムは、比較的少なく抑えられる。サーバの処理能力がボトルネックになるからである。 また、昨今のウィルスには、自前のSMTPエンジンを持って、エンドユーザーコンピュータから自分の分身を宛先ドメインへ直接ばらまくものが多い。メール中継サーバを経由して送られるウィルスは、もしメール中継サーバがウィルス対策ゲートウェイを持てばそこで阻止される。 これらのことから、メール中継サーバからのメールだけを受け取るというポリシーによって、スパムやウィルスメールの受信を減らすことができる。 この判別は、外からのメールの入り口であるMX(Mail eXchanger)の役割を担うメールサーバが行うのがよい。すなわち、MXは、メッセージを検査する前に受け取ってしまうのでなく、スパムの疑いのあるメッセージを拒絶するのがよい。スパマーのコンピュータは、メッセージ内容を伝送する前に、失敗の意味の応答コードを突き返される。したがって、インターネット上の無駄なトラフィックが減る。また、ドメイン名を偽の送信者アドレスに悪用された被害者に殺到する不正な差し戻しも少なくなる。一方で、拒絶の際に「後で再試行せよ」の意味の応答コードを返すことにより、誤って阻止される正当なメール中継サーバを見つけてそれを救済することができる。もしこのスパム対策方式がインターネットに普及したら、スパマーは、スパムの配信が片っ端から失敗することを思い知るだろう。 SMTPアクセスをかけてきたクライアントのFQDNの特徴に基づいて、クライアントがメール中継サーバか、エンドユーザー回線につながったコンピュータかを推定することができる。この方法でクライアントを制限するための規則は、一般規則、ブラックリスト、およびホワイトリスト(許可リスト)から成る。一般規則は、大多数のエンドユーザー用回線を引っかける。ブラックリストは、一般規則に引っかからないエンドユーザー用回線を引っかける。また、悪質なメール送信サーバも引っかける。ホワイトリストは、一般規則またはブラックリストによる誤った拒絶から正当なメール中継サーバを救済する。これは完璧な方法ではありえないが、きわめて有効な方法である。 うまく管理されているメール中継サーバのほとんどは、逆引きで得られるFQDNを持つ。IPアドレスが逆引きFQDNを持たなければ、ダイヤルアップ、ADSL、ケーブルネットワークなどのエンドユーザー用回線であることが多い。メール中継サーバよりもエンドユーザー用回線の方がはるかに多いからである。したがって、逆引きFQDNのないIPアドレスからのSMTPアクセスは、少しの例外を除いて拒絶すればよい。 エンドユーザー用回線のIPアドレスにも、逆引きFQDNを持つものがかなり多い。しかし、その逆引きFQDNには、メール中継サーバの名前とは違った特徴がある。エンドユーザー用回線の逆引きFQDNは、多くのIPアドレスへの名前の割り当ての便宜のために、比較的多くの数字を含むことが多い。一方、メール中継サーバの名前は、ネットワーク管理者は誰でも覚えやすい名前を好むから、通常、数字をあまり含まない。そこで、正規表現を使うことによって、エンドユーザー用回線の逆引きFQDNとメール中継サーバの逆引きFQDNを区別することができる。エンドユーザー用回線と推定されたIPアドレスからのSMTPアクセスは、少しの例外を除いて拒絶すればよい。 私が作り上げた拒絶用の一般規則を以下に説明する。これは、逆引きFQDNのないクライアントを拒絶する規則に加えて、クライアントのFQDNを検査するわずか6個の正規表現から成る。この規則は、メール中継サーバのFQDNを引っかけることが少ないように工夫されている。 エンドユーザー用回線のFQDNの中には、この規則に引っかかるものが最も多い。私はこの規則に引っかかるメール中継サーバをいくつか見つけているが、さほど多くない。 私は末端ホスト名に最大で4個連続する数字を含むメール中継サーバを見つけたことがあったので、5個以上連続する数字を引っかけることにした。その後、末端ホスト名に5個以上連続する数字を含むメール中継サーバを見つけているが、それらはごく少ない。 正規表現の末尾にある「\.[a-z]」は、トップレベルドメイン名の先頭にマッチする。これは、あらゆるIPアドレスのドット付き十進表記を引っかけないために必須である。これがないと、デフォルトで許可されるべきあらゆるクライアントを引っかけてしまう。 [ルール4] 逆引きFQDNの最下位の名前が数字で終わり、かつ下位から2番目の名前が、1個のハイフンで分断された二つ以上の数字列を含む この規則だけに引っかかるFQDNはわずかに存在する。このような末端ホスト名を持つメール中継サーバはまずない。 メールサーバがこれらの規則によってSMTPアクセスを拒絶する時は、「後で再試行せよ」を意味する応答コード「450」を返すべきである。そうすれば、これらの規則のいずれかに引っかかる正当なメール中継サーバを、後で述べるホワイトリスト(許可リスト)を作ることによって救済することができる。 付録A.は、これらの規則を後述のブラックリストおよびホワイトリストと共に設定するためのPostfix用設定ファイルを示している。 ブラックリストは、前述の一般規則をすり抜けるエンドユーザー用回線を拒絶するために用いる。また、悪質なメール送信サーバを拒絶するためにも用いる。 自分のドメイン名を持つ企業やインターネットサイトが宣伝のためにスパムを送信することがある。そのメール送信サーバのFQDNは通常、一般規則をすり抜ける。 ホワイトリスト(許可リスト)は、一般規則またはブラックリストに引っかかる正当なメール中継サーバを救済するために必須である。ホワイトリストは一般規則およびブラックリストの前に指定しなければならない。 正当なメール中継サーバに対する拒絶の記録は、メールログから発見される。こちらのメールサーバが、一般規則またはブラックリストで拒絶する時に応答コード「450」を返せば、正当なメール中継サーバは送信を数日間にわたって再試行する。もし拒絶の記録が1分以上の間隔で同じクライアントIPアドレス、HELOアドレス、送信者アドレス、および受信者アドレスを示していたら、正当なメール中継サーバからのアクセスかもしれない。クライアントは正当なメール中継サーバであると判断した時は、ホワイトリストに許可条件を登録することによってそのメッセージを受信することができる。スパム送信コンピュータとウィルスのほとんどは、再試行しないか、あるいは数秒間隔でしばらくの間再試行する。正当なメール中継サーバと同様に再試行するには、多くのコンピュータリソースを消費するからである。 小規模の組織、個人インターネットサイト、およびメールマガジン配信業者が安いエンドユーザー用回線を利用してメールサーバを運用することがある。メールサーバは独自のドメイン名を持っていても、回線の逆引きFQDNはISPによって管理されており、それが一般規則に引っかかる。 エンドユーザー用回線を利用しているメールサーバは、固定IPアドレスを持つ限りは、上述の方法で安全に許可することができる。しかし、浮動IPアドレスとダイナミックDNSを使うメールサーバを救済することにはリスクが伴う。なにしろ、ある時にそのメールサーバに割り当てられたIPアドレスが、別の時にはボット感染したコンピュータに割り当てられるかもしれないではないか。そのようなメールサーバは、ISPのメール中継サーバを経由してメールを送り出すか、さもなければ固定IPアドレスサービスに切り替えてほしい。 クライアント制限によってほとんどのスパムが引っかかるが、それをすり抜けるスパムも少しある。それを引っかけるために、ほかのメールフィルタが役立つことがある。 HELOコマンドはクライアントホストのFQDNを名乗らなければならないのに、スパム送信プログラムやウィルスの中には、HELOコマンドで宛先ホストのIPアドレスまたは受信者のドメイン名を通知するものがある。正当なメール中継サーバは、ウィルスに冒されない限り、決してそんな動作はしない。他ネットワークのクライアントが、あなたのメールサーバのIPアドレスまたはあなたのドメイン名をHELOコマンドで通知したら、躊躇なく「致命的エラー」の応答コードを返して蹴飛ばしてよい。 このような不正な動作をするSMTPエンジンを作る奴は、SMTPの決まりを知らないのだろう。不正メールを判別する手がかりを自ら提供するとは馬鹿だね。 送信者ドメインの実在をDNSで検査することは、従来から行われている方法である。昨今のスパムの多くは実在のドメインを悪用しているので、このフィルタが役立つことは少ないが、設定しておく価値はなおもある。 メールヘッダおよびメッセージ本文を検査してスパムにありがちな語を見つけるというのも、従来から行われている方法である。これはたまに役立つことがある。しかし、スパマーはすでに、内容の検査をすり抜けるためのたくさんの方法を編み出しているので、内容の検査のフィルタをメンテナンスする労力は引き合わない。 2004年4月の1ヶ月間に私のメールサーバへ来た、スパムとウィルスメールを合わせた不正メールの阻止率の統計を示す。阻止率は、アクセス元のIPアドレス567個に対する割合で示している。 クライアント制限の一般規則のルール2から6による阻止率の増分は、それぞれの規則に引っかかったアクセスすべてではなく、それよりも前の規則をすり抜けてからその規則に引っかかったものの割合を示している。ブラックリストによる阻止率の増分は、ブラックリストで引っかかったアクセスすべてではなく、一般規則で引っかけることができなかったものの割合を示している。HELOコマンドの検査による阻止率の増分は、クライアント制限をすり抜けてからこの検査で引っかかったアクセスの割合である。 クライアント制限および併用したほかの対策によって阻止できなかったメッセージは5件(0.9%)であった。そのうち4件は宛先誤りであった。受信してしまったのは1件で、それは、正当な企業のメール中継サーバから送られてきたスパムであった。メール中継サーバがボットに感染していたと思われる。 一方、この期間中に正当なメッセージに対する拒絶を何度か発見して、ホワイトリスト項目を5個追加することによってそれらすべての受信に成功した。 付記 ホワイトリストを作る前の偽陽性判定率は、私に正当なメール送ってきたホストの数からは約13%と推定される。大規模サイトの導入者から聞いたところによれば、約1000項目のホワイトリスト登録を要するが、2週間から1ヶ月ほどでホワイトリスト登録の頻度は少なくなるとのことである。ホワイトリスト登録が進むにつれて、偽陽性判定率は下がっていく。 私は、個人用メールサーバを使って、自分のリスク負担でS25Rスパム対策方式を開発した。組織やISPなどの大規模サイトがこの方式を導入する時には、運用においてリスクをコントロールすることが重要な課題になる。 メールシステム管理者がスパムに対していかに強く怒りに燃えていても、私のようにスパムの阻止率を100%に近付けることに血道を上げたりはしない方がよい。一人のユーザーが、あるホストからスパムを受けたと申告したとしても、同じホストから正当なメールも来るかもしれない。ブラックリストにホストを登録する前に、スパム被害の実態とクライアントホストの挙動を慎重に調べるべきである。 それよりも、受けなければならないメールを受信者が受けられないというリスクを避けることの方が重要である。正当なホストが再試行するのをほったらかすことは許されない。私は、メールログから拒絶の記録を抽出するスクリプト(付録B.参照)を使って拒絶の記録を監視しながらホワイトリストを作っている。また、私は、規則的な再試行を見つけやすくする改良型のスクリプトも作った。大規模サイトではこれが有効であろう。 少しのスパムが誤って許可されてしまうリスクを許容できるなら、ホワイトリストのメンテナンスを自動化することもできる。S25R方式のある導入者は、ホワイトリスト登録の自動化システムを開発した。また、S25R方式をグレイリスティング(再試行するホストを許可する方法)またはタールピッティング(応答遅延)と組み合わせることによって正当なホストを許可する方式が佐藤潔氏によって提供されている。詳しくは目次ページ もしS25Rスパム対策方式がインターネット全体で支持されるなら、メール中継サーバとエンドユーザー用回線とを区別するための規則を合意することによって、この方式はより確実なものになるだろう。メール中継サーバを引っかけることを避けるために、エンドユーザー用回線の末端ホスト名が数字で始まるか、5個以上連続する数字を含むか、または数字以外の文字列で分断された2個の数字列を含むという規則を私は提案する。 エンドユーザー用回線のIPアドレスは、エンドユーザー用回線の名前の規則に適合する逆引きFQDNを持つか、さもなければ逆引きFQDNを持たない。 メール中継サーバのIPアドレスは、メール中継サーバの名前の規則に適合する逆引きFQDNを必ず持つ。逆引きFQDNは複数のIPアドレスに対応してはならない。さもないと逆引きの検証が失敗するかもしれないからである。 ユーザーがエンドユーザー用回線を使って自分のメール中継サーバを運用する場合には、メール中継サーバの名前の規則に適合する逆引きFQDNをISPがユーザーに提供する。さもなければ、ISPは、ユーザーのメールサーバからのメールがISPのメール中継サーバを通過することを許す。 ユーザーがエンドユーザー用回線を使って自分のメールサーバを運用する場合には、浮動IPアドレスとダイナミックDNSを使わない。さもなければ、ユーザーは、自分のメールサーバからISPのメール中継サーバを経由してメールを送り出す。 スパマーがS25Rスパム対策方式をすり抜けるには、以下の方法がある。しかし、いずれの方法を使っても、スパマーが大量のスパムを低コストでばらまき続けることは非常に困難だと思われる。すなわち、このスパム対策方式は強固であると考えられる。 ISPのメール中継サーバを経由するスパムは、このスパム対策方式に引っかからない。正当なメールがそのメール中継サーバを通りうる限り、受信者のドメインのメールシステム管理者はそれをブラックリストに登録しないからである。しかし、この方法ではスパマーはさほど多量のスパムをばらまくことはできない。もしスパマーがメール中継サーバを過負荷にすれば、ISPからペナルティを食らうかもしれない。また、ISPは、あまりに多くの宛先が指定されたメッセージや、一つのクライアントからのあまりに頻繁な送信要求を、メール中継サーバに拒否させるかもしれない。だからスパマーはおとなしく少量のスパムを送信するしかない。それで大量スパム配信ビジネスはペイするかな? スパム送信コンピュータが応答コード「450」に対して、正当なメール中継サーバと同じように送信を再試行すれば、受信者のドメインのメールシステム管理者は、スパム送信コンピュータを正当なメール中継サーバと見誤り、それをホワイトリストに登録するかもしれない。しかし、メッセージがスパムだったとわかったら、ホワイトリストから抹消するだろう。かくしてスパマーは、同じホストからそのドメインへ二度とスパムを送ることができなくなる。つまり、再試行のためのメールキューにコンピュータリソースを消費しながらも、スパムの送達率を上げることはむずかしい。それで大量スパム配信ビジネスはペイするかな? スパマーを庇護しようとするISPが、正当なメール中継サーバであるかのようなFQDNをスパマーに提供するかもしれない。しかし、そのようなISPのドメイン名は、やがて多くのドメインでブラックリストに登録されるであろう。だから、そのようなISPは生き延びることができない。おあいにくさま。 もしスパマーがDNSを管理できるなら、自分自身のドメイン名を持つことによって、正当なメール中継サーバであるかのようなFQDNを利用することができる。しかし、結果は、スパマーを庇護するISPを利用する場合と同じである。防御側がドメイン名をブラックリストに登録するのには金がかからないが、攻撃側がドメイン名を変更するには金がかかる。スパマーにはお気の毒なことである。 スパマーへの怒りを主張することは、スパムを減らすためには何の役にも立たない。スパマーは、儲かるからスパムをやめない。スパムをやめさせたいならむしろ、拒絶の応答コードを黙々と返し続けることである。それも、防御に金がかからず、攻撃に金がかかる方法で。 S25Rスパム対策方式は、少しの副作用のリスクをコントロールする覚悟さえあれば、すぐに無料で導入できる。しかもこの方式は、スパムやウィルスメールを約99%阻止できる。この方式の効果は私の個人用メールサーバで実証済みである。この方式が普及すれば、スパムの受信はなくならないまでも激減するであろう。 私は、このアイデアについて何らの独占権も主張しない。そして、もしあなたが私のアイデアに基づいて新たな方法を考案したなら、独占権を主張せずにそれをインターネットの世界に提供してくれるよう希望する。 ブラックリスト項目の実例は、私が自分のメールサーバに登録したもののうち、何度も役立っているものをいくつかピックアップしている。 ブラックリストと一般規則に記載されているFQDNの実例は、実際に私のメールサーバへスパムかウィルスを送ろうとしたことのあるクライアントのものである。しかし、そのドメインが悪質だという意味ではなく、そのIPアドレスが悪質な、あるいは不注意なユーザーに使われたことがあるという意味にすぎない。 Postfixのメールログから拒絶の記録を抽出するシェルスクリプトである。あなたのコンピュータがメールサーバとウェブサーバを兼ねているなら、これをcgi-binディレクトリ配下のディレクトリの下にパスワード付きで置くことにより、拒絶の記録をウェブブラウザで容易に監視することができる。必要ならば、システム条件や監視したい期間に合わせてスクリプト中のログファイル名を書き換えていただきたい。 付記 再試行アクセスが連続して並ぶように拒絶記録をソーティングして表示する改良型のシェルスクリプトを |
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