肝炎とは?/ ノーローン
[ 1375] 肝臓病(肝炎・肝硬変)-気になる病気 e治験ドットコム-
[引用サイト] http://www.e-chiken.com/shikkan/kanen.htm
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急性肝炎はウイルスに感染してから数週間から数ヵ月後、または、薬剤を初めて投与されてから数週間後に発症します。一般的な症状としては、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などです。このような症状がでてしまったら、血液検査などで肝炎の程度や原因を調べる必要があります。 急性肝炎の中で約1%の方が劇症肝炎になるといわれています。初期症状は急性肝炎と同じですが、普通の急性肝炎の場合は黄疸が出て1週間もすると自覚症状が和らいできますが、劇症肝炎の場合はますますひどくなり肝性脳症という意識障害が出るのが特徴です。 服用した薬剤が原因で肝障害を起こす病気です。これには2種類あって、薬そのものの毒性が肝臓を傷つけるものを中毒性肝障害、薬によってアレルギー反応が引き起こされ、過剰な免疫反応が肝臓を攻撃するものをアレルギー性肝障害といいます。 A型肝炎ウイルスによって起こる肝炎で、日本で起こる急性肝炎の約40%がA型肝炎だといわれています。また、A型肝炎は感染力が強いのも特徴で、以前は「流行性肝炎」といわれるほど多発していました。 A型肝炎ウイルスの多くは便の中に排泄されるため、その便によって汚染された飲み水や魚介類を摂取することで感染します。つまり経口感染です。 B型肝炎ウイルスによって起こる肝炎で、B型肝炎ウイルスに汚染された血液が皮膚の傷口等から体内に入り込むことによって感染します。経口感染や空気感染することはなく、原則として個人から個人へ血液感染します。 かつては、輸血で感染する代表的な肝炎の1つでしたが、輸血用の血液のチェック体制が整備されて以来、輸血が原因でB型肝炎に感染するケースはほとんどなくなりました。 B型肝炎は、再感染のない一過性感染と慢性化の恐れのある持続性感染があります。一過性感染とは、B型肝炎ウイルスに感染すると、1〜6ヶ月間の潜伏期間を経て急性肝炎を発症します。症状の程度は様々で、発熱や黄疸などの典型的な肝炎の症状のでる人もいれば、症状の全くでない不顕性感染の人も70〜80%いるといわれています。健康な成人がはじめてB型肝炎ウイルスに感染した場合は、ほとんどが一過性感染です。 また、免疫機構が未熟な幼少期にB型肝炎ウイルスに感染すると、ウイルスを異物と認識できず肝炎はおこらないかわりに、ウイルスも排除されず体内にウイルスを保有した状態、持続感染となります。このように体内にウイルスを保有してしまう人をキャリアと呼びます。 1つは肝炎ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤(インターフェロン)、もう1つは肝臓の炎症を抑える肝庇護薬です。 また、ステロイド剤の投与を突然中止して炎症を悪化させるリバウンド現象を利用した、ステロイド離脱療法があります。これは慢性肝炎の治療時にステロイドを比較的大量に短期間投与して肝炎を抑制し、その後突然投与を中止します。そうすることで炎症を再燃させ、急性肝炎の状態に持ち込んでウイルスを排除しようという治療法です。 C型肝炎ウイルスによって起こる肝炎で、B型肝炎ウイルス同様、血液を介して感染します。しかし、C型肝炎ウイルスは感染力が弱いので、単に血液に触れたぐらいでは感染しません。そのため、母子感染やセックスによる感染も極めて少なく、日常生活で移ることはほとんどなく、大部分が輸血によるものです。 C型慢性肝炎の治療の基本はインターフェロン療法です。C型慢性肝炎と確定したら、まずウイルス量と遺伝子のタイプを調べます。これは、インターフェロン療法が適するかどうかを判断するためです。適さない場合は、一般的には肝庇護薬による治療で肝機能の改善を図ることになります。 検査の結果、血液中の成分が正常範囲と比較して大幅な増減がみられる場合、肝臓自身に障害が起きていることがわかります。また、肝炎ウイルスの感染が疑われるときには、ウイルスマーカーの検査も行います。 血液検査や画像診断が進歩してきたため、肝生検が必要なケースは減ってきましたが、確定診断を行うときには肝生検が必要です。肝生検とは肝臓に針を刺し組織を採取して、その組織を顕微鏡で見て診断を行うものです。 この検査は、麻酔を使って行いますので痛みはありませんが、肝臓に傷をつけるため、検査後は安静にしていることが必要です。 肝炎はそれぞれ急性、慢性の症状がありますが、急性肝炎の時は安静にしておくことが基本です。食欲がなく栄養を十分に取れないときには、ブドウ糖を中心とした点滴により栄養を補います。 しかし、B型肝炎やC型肝炎の方の中には炎症が治まらずに慢性化し、薬による治療が必要になる場合もあります。 薬物療法を始める前には必ず、血液検査や肝生検を行って、病気の進行度や治療効果、副作用発現の可能性などを評価しておくことが重要です。その上で、インターフェロン療法でウイルスを体外へ排除し治癒を目指すのか、対症療法として肝庇護剤を使用して肝臓の炎症を抑える治療を行うかを決定します。ここでは、一般によく使われている薬の効果などについて、できるだけ簡単に説明していきます。 現在の薬物治療の中で、治癒が望める唯一の治療法です。インターフェロンは肝炎ウイルスの増殖を抑え、ウイルスの核酸も最終的に破壊してしまうと考えられています。しかし、このお薬は効く人、効かない人があり、治療を開始するための条件が決められています。また、発熱・全身倦怠感など副作用が多いことも知られています。 この薬の詳細な作用機序はいまだに不明です。抗アレルギー作用、炎症による組織の障害の抑制、組織の修復の促進、肝細胞膜の保護などの作用があることが知られています。治癒は望めませんが、炎症を抑えることで肝硬変への進行を食止めることが大切です。 肝炎やアルコールが原因で肝臓の細胞が破壊されつづけると、再生能力の高い肝臓といえども限界が訪れます。肝臓の中に線維が増えて固くなり、見た目にもゴツゴツとしたこぶだらけの臓器になります。この状態を肝硬変といいます。 肝硬変になると、肝臓内部の血液循環に異常が生じ、肝臓の働きが果たせなくなります。 肝硬変といっても、全ての人に症状があるわけではありません。初期の頃にはほとんど症状はありません。それは、肝臓には「代償能」という機能があり、肝臓の一部に障害が起こっても、残りの部分がそれをカバーして働くためです。しかし、その機能にも限界があり肝硬変の病状の進行とともに様々な症状がでてきます。 ビリルビンと呼ばれる色素が血液中に異常に増加することで、皮膚や白目が黄色くなってくる症状のことです。みかんをたくさん食べると手のひらや足の裏が黄色くなることがありますがこれは「柑皮症」といって白目は黄色くなりません。尿がビールより濃い色になったら白目をみる、これが黄疸を見分けるコツです。 胸や肩、二の腕などに、クモが足を伸ばしたような形の赤い斑紋が現れる症状のことです。これは細い血管が拡張したもので、一見すると盛り上がっているように見えますが、血管腫自体は盛り上がってはいません。 肝硬変は1度発症すると元に戻すことはできません。そこで、治療は患者さんのQOL(生活の質)を維持していきながら、肝硬変の進行を食止めることを目的として行われます。体の機能に支障がない代償期の治療は、「規則正しい生活、バランスのとれた食事」が基本となります。定期的に検査を受ける以外は特別な治療は行われないのが一般的です。 非代償期では、出てきた合併症の症状を一つひとつ除去し、代償期に戻ることが最大の目標となります。非代償期とは肝硬変の治療というより、合併症の治療ということになります。代表的な合併症には腹水、食道静脈瘤、肝性脳症があります。 水分と塩分を制限し、肝臓への負担を軽減するためにある程度は安静も必要となります。さらに効果を見ながら利尿剤を用いることもあります。これでも改善しない場合は、アルブミンを注射で補います。ただし、薬剤は弱っている肝臓には負担になるので、なるべく使わず、使っても少量ずつが原則です。 肝臓から逆流した血液が、細い静脈に流れ込みコブのようなものを作ります。これが静脈瘤ですが、これは痛みや異物感等の自覚症状がありません。そのため、定期的な検査をうけ、破裂を防止しなければなりません。静脈瘤が赤みを帯びてきたら、破裂の危険信号ですので、予防のための治療が必要になります。患部に硬化剤を注入して静脈瘤を固めてしまう方法や、静脈瘤を輪ゴムでしばり血流をとめてしまう静脈瘤結紮(けっさつ)術などがあります。 肝臓の機能が低下するため、解毒されなかったアンモニアが脳に達して精神症状を起こすのが肝性脳症といわれている症状です。この治療はまず、食事で摂るたんぱく質を1日40gに制限します。そして、薬物療法に使われるのは、ラクツロースという一種の緩下剤です。これは、腸内の有害な細菌をおさえて、排便を促し腸内を浄化する薬です。また、アンモニアの産生を促す細菌を殺すための抗生物質、あるいはアミノ酸バランスを調整する特殊アミノ酸製剤なども使われます。 |
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